〜言葉にできない不安に寄り添うために〜
成人の日
晴れ着姿や笑顔の写真がSNSにあふれるこの日、多くの若者にとっては人生の節目であり、大きな期待と共に、不安も抱えやすい時期でもあります。
進学、就職、人間関係、将来設計――
社会の一員としての自覚を求められながらも、まだまだ自分自身の軸が定まらない中で、「大人らしくしなければならない」というプレッシャーを感じている方も少なくありません。
今回は、成人を迎える若者たちのメンタルヘルスについて、そして精神科訪問看護としてできる支援についてご紹介します。
成人期に起こりやすいこころの揺らぎ
環境の大きな変化
- 大学進学や社会人生活のスタートに伴い、生活リズムや人間関係が一変
- 新しい環境に適応するプレッシャーから、不眠・不安・孤立感などが現れやすくなります
自分自身への過度な期待と不安
- 「立派な大人にならなければ」
- 「人並みにできなければ恥ずかしい」
→ こうした思い込みが強まると、自己否定や抑うつ症状に結びつくことも
「大人だから相談できない」気持ち
- 周囲からは「もう大人なんだからしっかりして」と言われることが増える一方、
本音を話せる相手がいなくなることで、悩みを一人で抱え込んでしまう傾向もあります
訪問看護ができること:若者への寄り添い支援
私たちharu styleの訪問看護では、若年世代の利用者さまにも対応しています。
特に、“言葉にならない不安”や“居場所のなさ”に焦点をあてた支援を大切にしています。
安心して話せる関係づくり
- 「頑張っているね」よりも、「今、どんな気持ちですか?」という問いかけ
- 評価や指導ではなく、“そのままの自分”でいられる空間をつくることが、心の回復の第一歩です
言葉にならない不安を受け止める
- 「よくわからないけど、もやもやする」
- 「なんとなく外に出たくない」
→ はっきりとした原因が見えなくても、その感情の存在を肯定する関わりが必要です
日常に根ざしたセルフケアの提案
- 規則正しい生活リズム
- 人と比べない行動目標(例:週に1回散歩、昼夜逆転の改善など)
- 自分のペースでできる“好き”を見つける支援(音楽・絵・読書など)
成人を迎えるすべての方へ
大人になるとは、「すべてができるようになること」ではなく、「迷いながらも自分らしく進むこと」。
「できないことがあっても大丈夫」
「不安を感じるのは当たり前」
――そんなふうに思える環境があるだけで、心は少しずつ安定していきます。
訪問看護は、年齢に関係なく、その人の“今”に寄り添う支援を提供しています。
成人の日を迎える若者たちが、自分のペースで一歩を踏み出せるよう、これからも伴走してまいります。
ご相談・お問い合わせはお気軽に
若年層のご本人、ご家族、支援者の皆さまからのご相談も随時受け付けております。
「何から話していいか分からない」
そんな方も、まずは一言だけでも構いません。
一緒に“言葉にできる気持ち”を探していきましょう。
心の健康を守るスタートラインとして、どうかこの1年が穏やかに始まりますように。
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