〜小さな行事がくれる、“切り替え”のきっかけ〜
節分は「こころの季節の変わり目」
2月の節分は、「鬼は外、福は内」の掛け声や豆まきで知られる、日本の伝統行事です。
暦の上では季節の分かれ目=“新しいはじまり”とされ、古くから「心身の厄を払い、福を呼び込む日」とされてきました。
こうした年中行事は、「行わなければならないもの」と思われがちですが、精神科訪問看護ではそのような押しつけは行いません。
無理に参加する必要はありませんし、行事が苦手な方には無理強いはしません。
それでも、季節を感じる“きっかけ”として、ささやかに取り入れることが心のリズムを整えるヒントになることもあります。
「行事」は苦手でも、“季節”を感じることが大切
精神的な不調があると、毎日が同じように過ぎていく感覚や、季節の変化に気づけない感覚を持つことがあります。
そんな中で、節分のような小さな行事が、
- 「あ、もうすぐ春なんだな」
- 「今年も節分がきたな」
と、時間の流れや自分の生活に“区切り”を感じるきっかけになることがあります。
たとえば、
- 豆を少し食べる
- 節分の話題を少しだけ話す
- カレンダーの2月に丸をつける
そんなさりげない工夫が、「今ここを生きている実感」につながることもあるのです。
訪問看護の現場での取り入れ方
私たちharu styleの訪問看護では、行事を一律にすすめることはしません。
その方のご様子や関心に合わせて、ほんの少しだけ“季節の空気”を共有するように心がけています。
こんな支援をしています
- 「昔は節分に豆まきされていましたか?」と会話のきっかけに
- 節分にちなんだぬり絵やイラストを一緒に眺めてみる
- 無理なく話題に出す程度で、「やってみたい」と思ったら一緒に取り組む
それぞれの利用者さんに合った距離感で、「季節と自分」をやさしくつなぐ時間をつくっています。
節分は「気持ちの切り替え」のチャンスでもある
生活の中で、心にモヤモヤがたまっているとき、
「何かを区切りたい」「仕切り直したい」と思うことはありませんか?
節分はまさに、“こころのリスタート”にもなる行事です。
何か特別なことをしなくても、
- 「気持ちを少し切り替えてみよう」
- 「一度、立ち止まってみよう」
そんなささやかな意識の変化を促すきっかけになるかもしれません。
「その人に合った」関わり方が一番大切
行事やイベントは、人によって「楽しみ」にもなれば「ストレス」にもなり得ます。
大切なのは、その方にとって心地よい距離感で関わること。
そして、無理なく「今」を感じられるような、やさしい“つながり”をつくることです。
節分だからといって何かをしなければならないわけではありません。
けれど、「節分ですね」と声をかけてもらえることが、
“誰かに見守られている”という安心感につながることもあるのです。
これからも、 haru style では、
利用者さま一人ひとりに寄り添った季節のかかわりを大切にしてまいります。
節分をきっかけに、少しだけ「こころのリズム」を整えるお手伝いができれば幸いです。
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