~「慣れるまで時間がかかる」ことは、自然なこと~
はじめに
訪問看護を開始したばかりの頃、「来てもらえて安心…と思っていたのに、なんだか不安が強くなってきた」「看護師さんに会う前に緊張してしまう」といった声が聞かれることがあります。
それは、決して特別なことではありません。
訪問看護の利用開始は、日常生活に“変化”が加わるタイミング。その変化に心が反応するのは、とても自然なことです。
今回は、訪問看護を始めたばかりの方やそのご家族に向けて、不安が強くなりやすい理由と、それをどう乗り越えていくかのヒントをご紹介します。
不安が強くなる理由とは?
1.「人が家に来る」ことへの緊張
これまで自宅に他人を迎える機会が少なかった方にとっては、訪問そのものが大きな出来事です。
- 部屋をどう見られるか
- うまく話せるか
- 体調や気分の波をどう伝えたらいいか
そういった“うまくやらなければ”という気持ちが、無意識のうちに心の負担になってしまうことがあります。
2. 支援が始まる=「病気だと認める」ような気持ちになる
訪問看護の開始は、支援が必要な状態であることの自覚と向き合うタイミングでもあります。
それが時に、「自分は弱いんじゃないか」「迷惑をかけているのでは」という自己否定や葛藤につながってしまうこともあります。
3.「期待」と「現実」のギャップ
- 「すぐに気持ちが楽になるかも」
- 「すべてのことを解決してくれるはず」
という期待がある一方で、実際は少しずつ積み重ねていく支援であるため、「これで本当に良くなるのかな」と不安になる方もいらっしゃいます。
訪問看護では、こんな風に寄り添っています
無理に話さなくても大丈夫です
初回の訪問でうまく話せなくても、何も心配はいりません。
看護師は、“話す準備が整っていないこと”も、その人の大切な状態として受け止めています。
「慣れるまでに時間がかかる」は当然のこと
人間関係も、生活のリズムも、ゆっくり育てていくものです。
毎週少しずつ、「今日はこんな話ができた」「目が合った」「笑顔が見られた」…
そうした小さな変化が、回復への確かな一歩です。
不安や戸惑いも、遠慮なく話してほしい
「こんなことを言っていいのかわからない」「こんなことで困っているなんて…」という気持ちも、どうか隠さずに。
一緒に言葉にすることで、不安は少しずつ整理されていきます。
ご家族や支援者の方へのお願い
- 「早く慣れて」「しっかり話して」などの声かけは、プレッシャーになることがあります
- 「話したくなったら話せばいいよ」「少しずつでいいよ」といった見守る姿勢が、本人の安心につながります
- 看護師とも連携しながら、“急がずに進むこと”を肯定する関わりを大切にしましょう
不安があるのは、「新しいことを始めた証」
訪問看護が始まったばかりの時期は、心も体も緊張しやすいものです。
でもそれは、「変わりたい」「自分の生活を大事にしたい」という気持ちがあるからこそ生まれる不安でもあります。
私たちharu styleは、“その人のペース”で進んでいける関わり方を大切にしています。
「うまく話せない」「何を話したらいいかわからない」
――そのままの状態から、どうぞ安心してスタートしてください。
ご相談・ご不安がありましたら、ご連絡ください。
あなたのペースを尊重しながら、訪問看護師がそっと寄り添ってまいります。
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