〜「全部やらなきゃ」にとらわれないために〜
はじめに
年が明け、2月から3月にかけて始まる「確定申告」の季節。
この時期になると、書類の準備や手続き、期限へのプレッシャーなど、さまざまなストレスを感じる方が多くなります。
特に、精神的な不調を抱えている方にとっては、
「手続きの負担が大きすぎる」「何から手をつけていいのかわからない」と感じやすいタイミングでもあります。
今回は、確定申告がもたらす不安と、それに対して訪問看護でできる支援についてご紹介します。
「申告しなきゃ…でも動けない」その気持ちは自然なことです
確定申告にまつわる悩みには、以下のようなものがあります。
- 書類が多くて、何をどうすればいいのかわからない
- 専門用語が難しく、読んでいるだけで疲れてしまう
- 人に頼るのが申し訳なくて、全部ひとりで抱えてしまう
- 「期限がある」と思うだけで、焦りや不安が強まる
これらは決して“だらしない”のではなく、心が過負荷状態にあるサインでもあります。
焦って無理をすると、かえって体調を崩したり、気持ちがさらに落ち込むこともあるため、丁寧な関わりとサポートが重要です。
訪問看護でできるサポートとは?
精神科訪問看護では、確定申告そのものを代行することはできませんが、手続きを進めるための“こころの準備”を支援することができます。
「やらなければ」の気持ちを一緒に整理
「全部やらなきゃ」と思うと、行動に移すこと自体が困難になります。
訪問時には、まずその気持ちを言葉にしてもらうことからスタートします。
例:「不安です」「逃げたいです」「何から手をつけていいかわかりません」
言葉にするだけでも、少し気持ちが軽くなることがあります。
“小さなステップ”に分けて考える
いきなり全体をやろうとせず、ひとつずつ段階を踏むよう提案します。
- まずは必要な書類を探すだけ
- 税務署や市役所に電話するのを一緒に計画する
- 支援機関と連携する準備をする
一歩ずつ進めることで、「やればできるかもしれない」という感覚が生まれてきます。
「頼ること」も大事な選択肢です
- 税務署の相談窓口を活用する
- 地域の支援制度を確認する
- ご家族や支援者と一緒に計画を立てる
私たち訪問看護は、「誰かに頼っていい」と思える気持ちづくりも大切にしています。
助けを借りることは、弱さではなく“自分の心を守る力”です。
できる範囲で、少しずつ
確定申告は、体調や心の状態が万全なときでも、複雑でわかりにくいものです。
だからこそ、「不安を感じるのは当然」と受け止め、無理をしすぎず進めていくことが大切です。
- 不安を感じたときは、まず「その気持ちがあること」に気づくこと
- 「全部一人でやらなきゃ」から「少しずつでいい」「誰かに相談してもいい」へ
- “できたこと”を一緒に確認し、前に進む力に変える支援を
訪問看護は、そうした心の整理や気持ちの支えを、一緒に考え、共に歩む存在でありたいと考えています。
ご相談がある方は、haru style までご連絡ください。
どんな小さな不安でも、言葉にできた瞬間から、整理と回復が始まります。
穏やかに春を迎える準備を、一緒に進めていきましょう。
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